三重県津市にある三重県教育文化会館は、みなさまの文化活動の拠点として、各種会議の場(貸し会議室)、ホテルへの宿泊など幅広く利用されています。
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(曽良) 1689年(元禄2年)『奥の細道』の旅に出た芭蕉に随行した曽良は、那須の山中で出あった美しい少女に名をたずねたところ「かさね」と答えたのに対し、冒頭の句を詠じ師に献じた。 淡紅色、5弁の花爪を持つナデシコは優美である。気品あるそのたたずまいによって古来より日本女性の理想の美を象徴する花のひとつとされてきた。 撫子は秋の七草に数えられているところから季語として秋に置かれる場合もあるが、5月ごろより花を咲かせる地方が多いので夏の部に入れる歳時記の方が主流である。 撫子は河原撫子、藤撫子、浜撫子、高領撫子等々、さまざまな呼名があるが、それぞれ自生地や改良の経過などにより形状、色彩に多少の差がある。日本古来の種は中国よりの伝来種である唐撫子に対して大和撫子と総称されている。 三重には唐撫子を改良した伊勢撫子という品種があり松阪を中心に栽培されている。江戸末期に松阪御城番所役人であった紀州藩士継松英二という人物が唐撫子種を改良したものであるという。この伊勢撫子は1952年(昭和27年)三重県指定天然記念物となっている。 唐撫子は石竹という名の方が親しまれている。花色は桃色が多いが紅、白、黒紅等、多彩であり三重県下でも愛好家が多く各地で栽培されている。 三重歳時記 / © 小倉 肇 2011
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